腸は身体の調子を映す鏡! 腸の不調が 肌荒れ、アレルギー、イライラ、メタボの一因にも! 腸内環境 改善メソッド
”欠くべからざる外界とのやりとりを行う窓口として、すべての脊椎動物はからだを貫く一本の管を持っている。身体の内部にありながら外界とのやりとりを活発に行う組織、すなわち消化管である”
”腸はからだの中の「外界」なのである”
引用:『からだの中の外界 腸のふしぎ』上野川修一・著 講談社
腸は、身体全体の調子を敏感に映し出す鏡です
(※この記事内では主に大腸のことを言います)
そして、この器官の状態が身体各所の不調だけでなく、全体の調子にも影響しているようなのです。また、免疫機能の多くが腸の中で形成されているともいわれています。
大腸で吸収される栄養や老廃物は肝臓を経由せずにそのまま全身に供給されます。よって老廃物(有害物質)なども分解されず全身にいきわたるわけです。上皮(肌)の状態が大腸の環境とシンクロしていると言われる理由もそこにありそうです。
腸内で悪い状態が続くと、こんなことにつながることも
- 生活習慣病
- イライラ・モヤモヤ
- メタボリック症候群
- 肌の不調
- アレルギー
腸はいろんなサインを出し、腸内環境の状態を表す
- 便秘・・・便秘の原因|からだの症状|第一三共製薬 くすりと健康の情報局
- 下痢・・・下痢・食あたりの原因|からだの症状|第一三共製薬くすりと健康の情報局
- 腸内ガスや便、そしてそれらのにおい
- おなか周りの不快感
便(排泄物)を観察し、自分の体調を把握してみよう
うんちは、カラダからの大事なお“便”り|ウンチから、腸内環境がわかる!|大鵬薬品
腸の働きに影響を及ぼすもの
- ストレス・・・緊張状態が続くと自律神経が乱れ、内臓の働きがにぶってきたり内臓器官の回復力が衰えてしまいます。
- 冷え・・・冷えが身体全体の血流を阻むことで、新陳代謝を妨げます。特に身体の中で重要な内臓の冷えが、多くの悪弊の原因ともなります。
- 排泄物の滞留・・・排泄物は取り込んだ食物の栄養素を吸収しつくした出し殻でもあり、人体に害のある物質を身体の外に出すためのものでもあります。有害な成分が腸の中で長時間にわたり滞留すると、色々な悪影響をもたらします。
- 生活習慣・・・生活のリズムが崩れたり、睡眠時間の不足で、脳や筋肉と同様、健全に働かなくなります。
- 栄養摂取※・・・過剰な摂取をすると腐敗の原因になりやすい食物、腸によい影響をもたらす発酵食品、便のもとになる食物繊維等、腸にとってよい影響をもたらす食品、悪い影響をもたらす食品があります。
腸がどんなことに影響され、その影響がどういう風にアラワレ出てくるのかわかりましたか。さて、ここからは腸内環境をいかに良くしていくか、そのメソッドについて紹介します。
腸をセルフメンテナンスし、腸を鍛える
- ストレス(過緊張状態)の緩和、解消・・・過緊張が継続することは 体内の修復機能、メンテナンス機能を衰えさせます。腸もその例に漏れず、身体と心をリラックスさせましょう。
- 腸(内臓)を温める・・・血流を維持し新陳代謝を維持するためにおなか(腸)を冷やさないことは大切です。
- 食材・・・腸内環境を改善し、排泄を促進させる食材があり、それらを普段から積極的にとることは腸を鍛えるのに有効です。
野菜などの生鮮食品、乳酸菌などを含んだ発酵食品の摂取は腸内環境に大きな影響を及ぼします
[乳酸菌 etc・・を含んだ発酵食品]
納豆、ヨーグルト、キムチ、みそ、しょうゆ
ナンプラー、塩辛、塩こうじ、メンマ
アンチョビ、ピクルス
[野菜]
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[腸内環境・便秘解消を支援するレシピ]
- 運動・・・適度な運動は腸をぜん動運動を刺激して排泄を促し、体温が上がり血流も良くなります。
- 生活習慣・・・活動期、休息期などメリハリをつけた生活リズムを心がけ、また、睡眠不足を解消し、十分な休息を取りましょう。
※個々人の体質、もっている腸内細菌の種類などによって、食品一つとっても色々な影響があります。摂食した物 排泄物の様子、体調などを記録して、自分にとって何がどう影響するのか把握してみましょう。
参照・引用:
大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 (幻冬舎新書)
- 作者: 辨野義己
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他、参照:
腸内細菌とアレルギーの関係
LGG乳酸菌の可能性 │ LGGの力で、おなかから人の健康を考える ~LGGラボ.jp~
腸内細菌と健康
腸 腸内環境 便秘 下痢 便秘解消 肌あれ イライラ アレルギー 乳酸菌 ビフィズス菌 乳酸桿菌